Nokia、Safariベースのブラウザエンジンをオープンソース化
Nokiaがやってくれました。AppleのSafariベースのWebブラウザエンジンをオープンソース化するそうです。
Nokiaは、Safariの技術を使ったS60向けWebブラウザエンジン「S60 WebKit」のソースコードを、オープンソースのBSDライセンスに基づき公開する。 ITmedia News:Nokia、S60のブラウザエンジンをオープンソース化
オープンソース化により、ほかのプラットフォームへの展開が楽になり、携帯電話、スマートフォン、PDAなどにおいて、ブラウザの独自仕様が少なくなっていきそうです。
なお、このWebブラウザエンジンは、AppleのSafari Web KitのWebCoreとJavaScriptCoreコンポーネントがベースになっているそうで、iPhoneと似ている部分があるかもしれません。JavaScriptCoreがあるということで、Ajaxへの対応が期待できます。
スマートフォンでは、Windows Mobileが最近メジャーになりつつありますが、正直なところ、OSとしてのWindows Mobileは酷いものです。動作が緩慢でフリーズすることもしばしばあり、Windows 95時代の不安定さを再現しているかのようです。
そんなわけで、このようなオープンソースの流れはとても嬉しいです。Webブラウザエンジンのオープンソース化によって、OSの開発へも良い影響が出てゆくようになると嬉しいです。