本当に、SoftBankの春モデル戦略は駄目?
すでにブームになっている「お笑い」を高額賞金だけで囲い込もうとするのは安易にすぎないだろうか。これまでコツコツと「お笑い文化」を育ててきた関係者や一般のファンに対しても失礼だと筆者は感じている。“足もとの弱さ”が垣間見えたソフトバンクの2009年春モデル:ITmedia +Dモバイル
この記事の論理がちょっとしっくりこなかったので、考えてみました。
まず、ブームに乗っかることに対して罪悪感持っているようでは、ビジネスで成功できないと思う。それにこの場合、SoftBankとお笑いは、お互いに利用しあうべきであって、もし、お笑い側が一方的に利用されるだけで終わるとしたら、所詮、お笑いなんてそんなものということになってしまう。だから、あたかも利用されているだけであるような論調の方が失礼ではないかと感じた。
それと、この時期ターゲットになる客層は、進学や進級を機会に始めて携帯電話を買う子供たちではないでしょうか。その子供たちを引き込むには、お笑いを使ったパフォーマンスが効果的だと思う。
それに、キャリアを乗り換える人は、乗り換え費用や手続きが壁になって、面倒で乗り換えないことがあります。ですから、そもそも携帯を今まで持ったことが無い子供を取り込んだ方が楽に取り込めます。そして、その子供たちは、将来もSoftBankのユーザーになりやすいです。
そんなわけで、冬モデルでこのパフォーマンスをやったら馬鹿げているけれど、春モデルでこのパフォーマンスをやるのは面白い試みだと思う。
これこそ将来に向けた投資であり、億単位のお金を動かすに値するものだと思う。
docomoのように、良い製品と良いインフラだけでは、不十分だと思う。