ドコモの「メールエージェント」
先週気になったニュース記事。
サービスインに向けて開発中の、ドコモの「メールエージェント」についてです。
例えば19時〜22時のスケジュールに「デート」と登録していた場合、その時間に「19時に食事をしないか」といったメールを受信すると、「デートのため行けない」という返信メールが作成される。
デートということを返信するのが適切かどうかはおいといて、自分に変わって何かを処理しておいてくれるというのが面白い機能だと思いました。
ただ、iコンシェルもそうなんですけど、利用者の状況をよく理解していないと、検討はずれのことをされることが多いです。
たとえば人間同士だったら、「あの人はこういうことが趣味で、最近はこういうことにはまってるから、今は、こういう情報を喜ぶだろう。」というところまで考えて情報を提供してくれます。
そのうえ、その情報を提供したあとに、相手が喜んだかどうかを知ることで、更に情報の精度が上がっていきます。
しかし、iコンシェルは、「あの人は、この地方の気象情報を送ってよいと許可している」という具合に、許可されているかされていないかで情報を送ってきます。
そのうえ、送りっぱなしで、「今は、この情報役に立った」とか「今は、この情報やくにたたなかった」とか、「今、こんな情報送ってくるなよっ」とか、そういった人間側からのフィードバックがありません。
そのため、iコンシェルは一方的に送られてくるメルマガと、あまり変わりがないような感じがしています。
さて、メールエージェントに戻りますが、メールエージェントも利用者の気分のフィードバック機能がないと思いますので、最初は面白いと思われて使われていても、だんだん使われなくなるということが多いんじゃないでしょうか。
もしくは、仕事で使う定型文のように、「現在運転中です。」とか「現在会議中です。」とか、限定された状況でしか使えないものになりそうな気がします。
メールエージェントの開発もいいけど、iコンシェルをきちんと育てていって欲しいです。