来年度以降、キャリア間でSMSが可能になる
国内の携帯電話4社は、同じ会社の利用者なら電話番号をアドレス代わりにして送ることができる簡易版のメール=「ショートメッセージ」について、来年度以降ほかの会社の携帯電話ともやり取りできるようサービスを拡充することになりました。NHKニュース
SoftBank、docomo、au、イー・モバイルの4社がサービス拡充するそうです。
記事によると、以下の2点が拡充理由だそうです。
- 携帯電話会社間でSMSが使えないことに対して、利用者から苦情が上がっていた。
- MNPでメールアドレスは移行できないが、電話番号は移行できるため、SMSでメールのやりとりをすればメールアドレスを変えないのと同じことになる。そのため、MNPしやすくなるため顧客獲得に繋げる。
1点目については、たしかに苦情があがっていたでしょうけど、その程度のことで4社が動くとは思えません。
2点目については、たしかに顧客獲得に繋げられますが、現在抱え込んでいる顧客を逃しやすくもなるため、4社が動くとは思えない。
そのため、3つめの理由があると思います。
考えられるものとしては、海外では、SMSでメッセージのやりとりをするのが普通だそうですが、日本では携帯会社間の壁があるため、海外の携帯と日本の携帯のSMSのやりとりができません。
そのため、仕事で海外の人とSMSのやりとりをすることができないか、やりにくいことになります。
つまり、海外の人と仕事をしている人は、日本の携帯電話は使いにくいということになります。
携帯電話会社4社が動きたくなるほど、大きな力が働いたり、お金が動いたりするとしたら、ビジネス関連の大口顧客だと思うので、「利用者から苦情」というのは「ビジネス関連の大口顧客(利用者)から苦情」と読み替えれば確かにそのとおりなのかも。
あとは、携帯電話関連では経産省ががんばっているようですから、海外と比較して違和感のないようなシステムを作るように、役所の力を働かせたのかも。