ドコモの新戦略「DoCoMo 2.0」、ユーザーには好印象(CNET Japan)
CNET Japanに興味深いニュースが掲載されていました。
今後NTTドコモに望むことを複数回答で求めたところ、利用料金や機種代金を安くしてほしいといった、料金に関する項目が圧倒的となった。(ドコモの新戦略「DoCoMo 2.0」、ユーザーには好印象 CNET Japan)
私もあのCMは概ね成功だったと思います。金かけて作ってるなどの批評されやすい側面もありましたが、それでも、CMの主な目的である、ドコモという企業を印象付けるということについては、大きく貢献されていると思います。
問題なのは、ドコモ2.0と銘打っておきながら、それを感じさせる製品が出ていないということ。
ドコモが考えているドコモ2.0という枠組みと、消費者がCMから感じるドコモ2.0という枠組みに大きな乖離があるため、ドコモ2.0はよくわからないということが発生しています。
さて、上記引用箇所についてですが、「利用料金や機種代金を安く」というのが圧倒的な意見ということだそうで、これには大きな危機感を持った方が良いようにおもいます。
利用料金については問題ないと思いますが、機種代金についてはまずい傾向ではないでしょうか。
機種代金を安くということは、今の機種代金は割高であると感じているということであり、機種代金の価格以上の体験を提供できていないということです。
つまり、消費者が、「この機種にならこれだけのお金を出しても惜しくない」と思えるだけの機種を提供できていないということであり、商品の開発力が低下しているということだと思います。
技術的な面で考えると、ワンセグをケータイで見ることができたり、音楽を聴けたり、いろんなことができるわけですが、消費者がお金を出しても良いと感じている部分とは違うものだということのように思います。