Zaurus SL-C3000とWindowsでhowmのデータを共有する
howmのデータ格納先をSDカードにしたら便利になりそう。というわけで、やってみた。最終目標は、Meadow(Windows)とZaurus SL-C3000でhowmのデータを利用可能し、その両方で同じデータを使うということにしてみる。
howmのデータをSDカードにコピー
~/howm ディレクトリに格納されているhowmのデータを、SDカードにコピーします。Zaurus SL-C3000上でSDカードにコピーする場合は、以下のディレクトリです。
/mnt/card/howm
Zaurus SL-C3000の.emacsを設定
Zaurus SL-C3000上で、SDカードにコピーしたhowmのデータを利用できるようにするため、以下の手順を実施。
- .emacsに以下の設定を追加
(setq howm-directory "/mnt/card/howm")
- Emacsを再起動
- howmを実行
コピーしたデータが編集できれば無事設定完了
Meadow(Windows)の.emacsを設定
Windows上のMeadowでZaurus SL-C3000で使っているhowmのデータを利用できるようにするため、以下の手順を実施。(Meadowへのhowmのインストール方法および初期設定方法は省きます。)
- SDカードを、Zaurus SL-C3000からWindowsを動かしているパソコンに差し替える
- Meadowの.emacsに以下の設定を追加
(setq howm-directory "i:/howm") ;; 「i:/」はSDカードのディレクトリを指定
- Meadowを再起動
- howmを実行
コピーしたデータが編集できれば無事設定完了
まとめ
SDカードに格納することで、Zaurus SL-C3000とWindowsで1つのデータを扱えるようになりました。デスクトップパソコンの広い画面と大きなキーボードという快適な入力環境で編集操作しつつ、喫茶店などに行くときは、SDカードを差し替えるだけで、Zaurusにデータを入れて、コンパクトに持ち運ぶことができます。
今回は、WindowsとZaurus SL-C3000の連携でしたが、おそらく、howmさえ動けば、LinuxやMacOS Xなどでも同様のことが可能になると思います。
Zaurus SL-C3000とWindowsでhowmのデータを共有する