日本のスマートフォン市場は、既得権益者たちに抑圧されてきた。
Microsoftが、個人向けスマートフォンに本腰を入れてきました。
電話にキーボードなどパソコンに近い装備を付けた多機能端末「スマートフォン」の人気の高まりを追い風に、個人ユーザーの利用拡大を図る考えだ。 MS、携帯向けOS普及を強化 スマートフォン人気背景に:IZA
1年ほど前。W-ZERO3[es]が発売され、WILLCOMのおかげでスマートフォン市場が活気付きました。さらに、既存の携帯産業にしばられないソフトバンクが、X01HTを出したことによって、日本国内で携帯電話の電波を使ったスマートフォンを提供するという道が切り開かれました。
それまで、海外でスマートフォンが出ており、市場が活気付いていたものの、日本国内では、キャリア主導の製品開発によりスマートフォンが出ませんでした。
しかし、WILLCOMやSoftBankのおかげでスマートフォンが既成事実になったことにより、多くの個人ユーザがスマートフォンを使うようになりました。すると、キャリア主導の製品開発により、市場をコントロールしていたNTTドコモやauも、スマートフォンを出さざるを得ない状況になってきました。
非常に良い状況だと思います。
市場をコントロールしていた既得権益者たちから、個人ユーザが市場を取り戻したんです。スマートフォン後進国であった日本も、ようやく海外に近づきつつあります。
さて、今後、日本国内へのiPhoneの参入も期待されていますが、NTTドコモやauにはかかわって欲しくない。また、市場をダメにされそうな気がします。
また、Microsoftが本腰をいれ、日本国内でスマートフォンの販売が当然のように行われるようになったら、他メーカーのOSも出てきて欲しい。BlackBerryや、PalmOS、シンビアンなども、スマートフォンとして日の当たる舞台に出てきて欲しいと思います。
そんなわけで、私はいまのこの状況が、とても楽しいです。わくわくしています。来年の今頃には、今年とは比較にならないくらいスマートフォン市場が活気付いているかもしれないし、スマートフォン以上のものが出てくるかもしれない。そんな気持ちです(^^)